手賀沼の生物を知ろう 3-身近な生物

【講座概要】
「手賀沼の生物を知ろう」3回シリーズの最終回は東葛飾高校の生物室にて。まずは、手賀沼にも普通にいるようなプランクトンのお話からスタート。そこから派生して、赤潮やアオコ、青潮の話などに。プランクトンの大量死が魚介類を危機的な状況にする話から環境問題に入り、人間文明と環境という非常に大きなテーマに入ると参加者からも様々な質問や意見が出て盛り上がりました。お待ちかねの実習は手賀沼にもいる微生物の観察ということで、ゾウリムシを中心にじっくり顕微鏡観察しました。専用に培養された液には、泳ぎ回るたくさんのゾウリムシが肉眼でも見えました。講師の高石さんが撮影された染色したゾウリムシは、大きさ数十ミクロンの単細胞生物とは思えない見事な造形美でした。

【スタッフ感想】
配られたプリントには高石さんお手製の生物分類図が。これを見ただけでも「いったい今日はどんな生物のお話になるのだろう」と期待は高まる。生態系の未来を左右する大きな力を持つのは実はウイルスや細菌そして微生物などだった。自然のバランスがくずれるとそれは生態系ピラミッドの底辺を構成する微小な生物が影響し、だんだんとピラミッドの上層部に影響が及ぶことがよくわかった。「環境を悪化させている人間活動のすべてが悪かというとそう簡単には片付けられない問題」と高石さんは言う。小さな時計皿の中をうごめく多数のゾウリムシはそんな我々の思惑をよそに忙しそうに泳ぎ回っていた。参加者から、ぜひまた続きのシリーズをという声も多く頂き、今回のシリーズを無事に終えてほっとしている。(スタッフ:福島)
日時: 2009年11月27日(金)19:00~21:00
会場: 県立東葛飾高校生物室
講師: 高石哲男さん (県立東葛飾高校教諭)
受講料: 500円
- 講座報告 l
- 2009/11/28
